異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

『異世界転生する前に』参考文献 その3

『江戸時代の白砂糖生産法』

『日本の砂糖近世史』

一言メモ:同じ方の著書で、重複する部分もあるのですが、『白砂糖の分離は、「遠心分離機」では、遠心分離機の前は?』と言う問いに応えてる書籍では、自分が知る限り一番詳しいです。

このブログでは『和三盆』(実績と現代でも残ってるため)を採用しましたが、『覆土法』ってのが主流だったのでは?と記載されています。「覆土法」は、手順がやや多い+色素を抜く程度で、和三盆と比べて白砂糖とは言いにくいとのことでしたので、このブログでは割愛してます。他の遠心分離機以外の「黒砂糖⇒白砂糖」も記載があるので興味があれば是非。

 

『考古調査ハンドブック⑭ 朱丹の世界』

一言メモ:辰砂からの朱色、それに付随して辰砂からの水銀の精製の記載があります。特筆すべきは、考古学で『〇〇で〇〇が発見された』で終わっておらず、『〇〇を〇〇の様に使ったのではないか?』まで踏み込んでいる。自分たちが知りたいのは後者。

特に辰砂からの古代の水銀精製は、他の文献だと『水蒸気を冷やす』もしくは『分らない』の2択なんですが、この文献の水銀精製は、かなり踏み込んでおり、自分が知る限り唯一無二。

 

『日本の鉱山を巡る 上巻・下巻』

『身近な美鉱物のふしぎ』

『はるかなる水銀の旅』

『人生を豊かにする鉱物の博物誌』

『これだけは知っておきたい 世界の鉱物50』

一言メモ:『鉱物』の書籍は多々あれど、『鉱物の利用』、どのように使われたか?に関すると、大分幅が狭くなる印象。「鉱山を巡る」は、関東でどういう鉱石採れるか?を調べてる時に、鉱山自体に興味を持った印象。もし、異世界などで鉱物採集するなら、こういう場所に入るんだから、独自の読み物として面白い。

下4冊は、その貴重な『鉱物の利用』に関して、まばらではありますが、記載がある書籍になります。深くと言うより、広く浅くって印象ですが、それでもたくさん鉱物読んだ中では、自分はメモ書きに残しているほど、使える部分が合った印象。

 

『鉱物肉眼鑑定辞典』

『必携 鉱物鑑定図鑑』

一言メモ:本来、鉱物の見分けは、顕微鏡などで覗くことで分類するのですが、このブログでは『肉眼』で頑張らないとならないって前提があるため、この2冊がずば抜けて優れています。

野草のように、実際採掘場で分類出来るのが望ましいですが、そもそも採掘場、基本立入禁止で、ズリや水晶拾いも、自分がそこまでなかなか行けないので、博物館+上記の2冊に頼る形になっています。

古代文明⇒現代文明に、YouTubeの企画で不可能なのは、この『鉱石』が手に入らないからですし。

 

金・銀・銅の日本史』

『絵とき「貴金属利用技術」基礎のきそ』

一言メモ:上の鉱物から、利用をさらに突っ込んで記載している内容。浅く広くでもいくらでも書籍があるんですが、深くなるとなかなか難しい中、今自分が使える鉱物において記載があるのが上記2冊。

 

『大聖堂・製鉄・水車 中世ヨーロッパのテクノロジー

『南部鉄器 (伝統工芸品シリーズ)』

『日本人は鉄で何をつくってきたか』

『わかる!使える!鋳造入門』

『ガラスの歴史 輝く物質へのワンダーランドへの誘い』

『ガラスの技術史』

『ガラス工芸 歴史と技法』

『日本の手仕事3』

一言メモ:参考文献 その2でも『製鉄』の参考文献出してるんですが、こっちは考察:裏で悩んでること・これからの方針 その1で、『銑鉄』で『鋳造可能』って知識が抜けてて悩んでた時の『鋳造・ガラス』関連の文献になります。

「大聖堂・製鉄・水車~」に関しては、広く浅くではあるんですが、全項目この手のブログに役立つPではあるので、自分は読んでて面白い(上の参考文献であろうと、『現代での』説明がある部分があり、全P使えるはなかなか難しい)。

「南部鉄器~」に関しては、自分の間違いに気づかせてくれたありがたい『南部鉄器』を詳しく書かれている書籍で、昔ながらの鋳鉄の一つで、この手のブログで『現代』もしくは『明治』の製鉄しか無くて困ってたら面白い書籍だと思います。それに下2つ(鋳造入門に関しては、最初だけ以外は現代になってしまうのですが、それはそれで鋳造の勉強になった印象)を足した感じだったと思います。

『ガラス』に関しては、真ん中2冊ですかね。池袋の古代オリエント博物館とか、意外と下の「日本の手仕事3(やや子供向けの絵本なんですが)」が、こうやって作るんだって理解しやすかった(そして、『吹きガラス法』を自分に断念させた)記憶があります。

 

 

 

自分、高卒なのもあって基本『図書館』の本+博物館+実物見に行く感じで勉強してますが、こういう実技系の文献だと、『大学図書館』の方が、いろいろ資料あるかもしれません。一応、東京の国立国会図書館も行けなくはない場所なんですが、今の処はまだ図書館の本+αで十分かな?と。

こういう知識チートのブログって自分だけじゃなくて、一部のみ記載して終わってるブログが多々あると思います。たまーにそういう埋もれたブログや知識チートの小説を見ますが、自分が読んでる文献も、参考資料で提示されてる文献も、意外と同じようなの読んでるなぁって印象。

資料探しが、一番難しい(実際はこれの10倍位読んで、取捨選択する必要がある)ので、これからまた知識チートに挑む方が現れたら、このブログを踏み台に先に進んで欲しいものです。

・・・『毛皮の鞣し』(燻煙鞣しのみで可)、『麹』(種麹の作り方)、『鉄関連』(銑鉄による鋳造・鍛鉄)辺りで大分手こずったので、その辺りは是非参考にして、サクッと進めて欲しいですね。