異世界転生する前に

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異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

白砂糖(和三盆もどき)・ラム酒について

白砂糖

自分たちが目にする砂糖は『白砂糖』の方が多いのですが、黒砂糖⇒白砂糖にするには、古代文明では難しいというか手間と言うか、結論から言うと『黒砂糖』で良くね?ってのが、自分の考えなのですが、一応興味本位で文献漁ったので記載。

 

砂糖の作り方自体は、砂糖のサトウキビの欄を参照。北海道の甜菜、沖縄のサトウキビが気候にあっていて現在でも盛んですが、一応気候は合いませんが、静岡などでも工夫すれば、収穫量落ちますが生育可能。そこから、黒砂糖を作るまでは『砂糖』の項目に記載があります。

 

黒砂糖⇒白砂糖にするためには、現代だと『遠心分離機』(厳密には黒砂糖じゃなくで直で白砂糖だったかな?)で、要は黒い要素を全部吹き飛ばすんですが、「遠心分離機」ってかなり最近の発明です。瓶を紐で結んでブンブン回せば遠心分離出来るかは、素直に『わかりません』。

なんで、それ以外の方法で現実的な方法だと『和三盆』っていう四国の高級菓子が、古代でも出来る黒砂糖⇒白砂糖かもしれません。(厳密には、和三盆は、使う砂糖も厳選された『竹糖』を使っており、方法だけ真似するので和三盆を名乗るレベルではないんですが、近いモノが古代の白砂糖に近いと思われます)

 

①『砂糖』の項目で『黒砂糖』を作る(和三盆をつくるのと、黒砂糖⇒白砂糖にするのは違うみたいな文献もありますが、このブログでは和三盆を作りたいのではなく、『白砂糖にする』を優先。)

②黒砂糖を、水を付けて練る(練り具合・水の量は職人技なので要研鑽)

③②を布に包んで、梃の原理で圧力をかける。1日。イラスト無しだと分かりづらいですが、このブログだと『油搾り』に近い作業になります。この時に絞れる液体が『廃糖蜜糖蜜)』になります。

④②~③を3~5回繰り返すと、黒⇒白に変わっていく。その後、それを乾燥させて粉にすれば白砂糖となる。

 

ラム酒

海賊の酒のイメージが強いですが、ラム酒は上記の『廃糖蜜(サトウキビを搾っただけのサトウキビジュースからも作成可能ですが、どう考えても砂糖を作った後の廃糖蜜の方が経済的。甜菜からは『廃糖蜜』は出ない)から創られています。

・・・ここでお酒の作り方の復習なんですが、お酒って糖度を調節(10%で5%のアルコール濃度)すれば出来るので、もう結晶としては出ないとは言え、廃糖蜜に糖分が含まれてるのは疑いようがありません。さて、アルコール発酵させるためには、もう一つ『酵母菌』が必要だと思われます。

 

文献によると最初のラム酒は、『天然酵母(空気中にうようよ浮いてる)』で作ったと記載がありますが、『作れない』とは言いませんが、信頼度が限りなく低いので、現実的には、廃蜜糖になんらかの酵母(果物の皮でも種でも良いし、一度作ったお酒を混ぜる、使った樽や瓶をそのまま使用(中に酵母菌がまだ残ってる可能性が高い)でも良いです)を足して、アルコール発酵させる必要があります。ラム酒は、『蒸留酒』なので、出来た醸造酒を、『蒸留』でアルコール濃度高めれば完成になります。

 

尚、ラム酒壊血病に効くと思われてますが、壊血病には『ビタミンⅭ』が有効であり、ラム酒自体にビタミンⅭはありません。大航海時代に、ラム酒に『ライム』を搾って飲ませてたらしく、ラム酒では無く、添加されたライムなど柑橘類にビタミンⅭがあったってのが、おそらく正しい解釈かと。

 

同じく壊血病予防の『ザワークラウト』は、キャベツの育て方と今勉強中なので、もうしばらくお待ちください。キャベツは意外と奥が深い。(ラム酒と和三盆は、これまでに少し勉強していたんですが、キャベツは無かったですね)

ザワークラウトは、要約するとキャベツの塩漬けなので、それは保存効くわなって話なんですが、壊血病予防のためのビタミンⅭを取りたいなら『火を通さない事(ザワークラウト自体は、料理本だと基本火を通すイメージ?)』。厳密には、水に溶けやすくとかうんたらかんたらですが、自分たちのブログでは、火を通す=壊れるの認識で問題無いと思います。

 

 

最初に記載した通り、正直文明再構築に必須か?と言われたら、全く必須では無いんですが、興味出たら興味本位で知識調べて見るのは、面白いことだと思います。この製造方法知ってたら手間かかりすぎなので、和三盆がお高いのも納得ですね。

ワンピースや海賊映画の印象で、ラム酒のイメージが強いのですが、あんまり美味しくないって評判ですね。安くて酔える、現代だと『ストロングゼロ』に近い役割かと。そのために、飲みやすくするために、柑橘類を入れてたとか。それが、不治の病、壊血病に効くんだから面白いですよね。海賊も酔わないとやってらんないんですかね。ちなみに、水に関しては雨さえ降ってくれれば、海上でも補給可能です。雨水は『基本的には』地面にさえつかなければ、安全に飲める飲用水です。

使える・使えないと言うより、ネタ話に近いんですが、なんか異世界転生時に役に立つこともあるかもしれません。