※料理系全般なのですが、このブログでは『古代文明・異世界』で「とりあえず」この品種を創れれば良いという観点で記載してます。美味しいとか、現代の市販品に匹敵するとかは1ミリも考えていない内容なので悪しからず。
煎餅
煎餅の主原料は『米粉』。小麦粉の米バージョンで、米を石臼で細かく粉にすれば作れます。このブログでは玄米の『玄米粉』が妥当。
煎餅は主に『うるち米』(自分らがいつも食べてるお米)で作られます。『餅米』で作る場合、原料の大きさにより、『あられ』『おかき』と区分される。
尚、小麦粉を主原料として油で揚げる煎餅もありますが、ここでは『米菓』の煎餅を紹介。水飴同様にくず米で作ることで、稲作している場合、米を余すことなく使うことが出来ます。
①玄米を1晩水に浸けて吸水⇒水を切って乾燥させる。それを石臼などですり潰して玄米粉を作る。
②玄米粉に水(またはお湯)を混ぜ、パン生地のように捏ねる。
③②をある程度の大きさに分け(熱が入りやすくするため)、蒸し器などで10分~30分程度蒸す。
④③を再度捏ねて突いて堅さを調節する。煎餅の丸い形をかたどる。
⑤④を3日~1週間程度、天日干しなどで乾燥させる。
⑥⑤から遠火や熱風などで水分をさらに飛ばす(現代だと焙炉と呼ばれる機械が使われている)。表面・裏面をフライパン(のような物)で焼く。焼いたのちに、醤油などで味付けして完成。
※固めるために塩を混ぜる・焼く前に油で1度上げる、そもそも粉では無く米から作る、乾燥させずにそのまま焼くなど多々バリエーション有。
このブログ的には、天日干しで乾燥させた方が、少し『消費期限』が延びる(基本は早く食べるのが基本だが)ため、この乾燥させる煎餅を推奨。草加煎餅も保存食として有用?だったらしいです。封が出来ない時代にどれくらい持つかは、厳密にはデータが無いのですが、数週間~数か月くらいは食べられる場合もあるらしい。
マシュマロ
①水にゼラチンと砂糖をよく混ぜる。鍋などに入れ、火を入れて、ゼラチンと砂糖をよく溶かす。
②卵白に砂糖を混ぜて、ひたすら混ぜる。泡で角が立つまで。要約すると『メレンゲ』。
さらに「117℃以上熱した砂糖水」を混ぜて、再度混ぜる。砂糖の量に注意。要約すると『イタリアンメレンゲ』。
③①と②を混ぜる。冷蔵庫(もしくはそれに準ずる物)で冷やす。固まったら食べやすいサイズに切る。
(※日本であれば②の『117℃以上に熱した砂糖水』を飛ばしても可。生卵をそのまま食べられるのは、日本の衛生管理が行き届いてるのが理由で、異世界・過去文明・外国だと『生卵』は危険性がある。そこまで説明する必要があるかどうかは別として、メレンゲなどの熱しない卵を使うお菓子・料理などを、転生物などで使いたい場合は注意。
尚、ド定番の『マヨネーズ』も生卵を使ってるのですが、『酢』に強力な殺菌作用がある。不安な場合、酢の割合を高くする。)
主原料で最難関かつ必須なのは『ゼラチン』なのですが、膠と同じく『牛・豚・魚の骨や皮を加熱して抽出』で作れる、膠より精製度の高い物を言います。(詳しくは膠の記事参照)
個人的に『膠とゼラチン』があんまり結びつかず、どれくらいの量からどれくらいとれるのかやや不明瞭なのですが、材料が材料なだけに狩猟さえやっていれば、世界中何処でも入手出来る素材ではあります。集めるの大変な高級食材に変わりありませんが・・・。