異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

シロザ(アカザ)・ギシギシ・スイバ

※このブログでは、異世界転生後の世界や世界文明崩壊後に使えそうな知識を紹介しています。現世界では、公園などの野草は除草剤などが巻かれている可能性や、安易に採集すると法律違反になることもあるので、参考程度にご覧ください。

シロザ(アカザ)

この間、砂浜にポツンと生えているシロザを見つけました。路傍や荒れ地、土手、畑など日当たりのいい土地に生える野草で、4月~6月の若芽と若葉が食用可能です。アクは弱く、塩または木灰を一つまみした熱湯で軽く茹で冷水で5分程度浸ければ食用可能です。味はほうれん草によく似ています。

 

見分け方は、上記の写真もそうなんですが、葉の根元に白い粉のようがまぶしてあるみたいに見えるのが一番の特徴です。実物見た時に、図鑑などの写真で見た白い粉みたく実際になっていて少し感動しました。この白い粉が赤くなっているのがアカザになり、同じように利用できます。

 

名前から「お前も鬼にならないか?」を彷彿とさせますが、実はこの野草「アカザ日光アレルギー性皮膚炎」という日光に弱いアレルギーをシロザ・アカザ共に引き起こす可能性があります。

えっ?それじゃあ、食用じゃないやん?って思う通り一部の図鑑にも毒草にも分類されてますが、先述の見分け方の白い粉・赤い粉が原因・・・の可能性が高いとされています。

シロザ、アカザを食べた人の極一部のみの症状ですので、かなり限定しているので調べている人が少ないのでしょう。とはいえ、可能性が高いなら、食べる際にはきちんと粉を除去してから食べるのが無難だと思います。

平時に無理に食用する野草ではありませんが、一応自分の想定している世界は『食糧難』ですので、この野草も食用可能としておきます。

ギシギシ

シロザを見つけた砂浜の脇の土にポツンと生えてました。平地~低山地までのやや湿った草地に生えやすく、川原、田畑の周辺、路傍などに生えます。

自分が見つけた時はポツンと単独で生えてる場合が多いのですが、機械を使った畑作をすると駆除できずに大量に群生してしまう特徴があります。・・・まぁ、機械を使った畑作なんて、このブログの想定している世界ではありえない文明ですが、ギシギシは地下茎を残すとそこから再度生えて来ますので、駆除には地下茎を完全に掘り起こす・除草剤に頼ることになります。

ギシギシの一番の特徴はそのサイズですね。葉の出方的にはタンポポと同じ形のロゼット状なのですが、成長すると40~130cmの割と幅を取るサイズにまで成長し、葉っぱもそれに準じてデカくなります。タンポポの葉は割とギザギザしていることが多いのですが、ギシギシの葉は軽く波打ってる感じと例えればいいのでしょうか?

タンポポとの一番の違いで見分け方は、上記の写真もそうなんですが5~8月頃に穂のような花を伸ばすことですね。ちなみに食用になるのはタンポポと違って全草ではなく3月~6月くらいの株の中心にある若芽とその周辺の若葉です。アクがやや強く、先ほどのシロザよりも長い時間のアク抜きが必要です。

7~10月頃の根を乾燥させたものを生薬の羊蹄山と呼ばれます。便秘などの胃を刺激する薬。また、民間療法で生の根をすりつぶして、皮膚病などの患部に塗ることに利用されます。

スイバ

で、ギシギシを紹介するなら、同じ科・属のスイバも紹介しないといけません。同じような場所に生えるので混生しやすく、根などもほぼ同じように利用できます。まぁ、ぶっちゃけ片方が食べられないとかではなく両方同じように食用に出来るので別に間違えてもいいんですが・・・。食用する部位も薹が立つ前の2~6月頃の若芽と若葉なんで変わらないのですが、アクの強さだけがちょっと違います。ギシギシよりもスイバの方がアクが弱いです。

・ギシギシ 食用の際のアクがやや強い。木灰や塩を一つまみした熱湯で5分、冷水で10分。

・スイバ アクは弱い。木灰や塩を一つまみした熱湯で軽く茹で、冷水で5分。

 

一番簡単なのは穂が赤みがかってるのがスイバで、緑なのがギシギシなんですが、薹が立ってると食用不向きなので、その前に見分ける必要があります。

・ギシギシ 基本的にスイバより一回りサイズが大きいことが多い。葉の形が波打っており葉の根元が丸い。

・スイバ  基本的にギシギシより一回りサイズが小さいことが多い。。葉の形が矢尻の形をしている、そのため葉の根元が窪んでいる。

 

まぁ、文章だけだと難しいですね。ただ、先ほども言いましたが、正直当ブログではギシギシとスイバの違いはそこまで重要では無いので同じように利用できることだけ覚えて入ればいいと思います。

 

 

砂浜歩いてたのは、観光と「ソウナンですか?」でも出てた「ハマボウフウ」を探してたんですよ。ただ、他のブログに乱獲されて今では希少ってありましたね。ちょっと実際見つけるの難しいかな?野草探してて、意図せず違う野草見つけるのは、野草探しのあるあるになりつつありますね。

野草って「こんなの見分けつくか?」って最初思うんですけど、意外と一度実物を見ると、人間の顔見たく判別がつくようになります。なんか面白いんですが、人の眼や判断能力の凄さを感じます。多分、いままで紹介した野草も葉っぱ切って匂いを確認しなければならないもの以外は識別できると思います。