異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

水のろ過装置・サバイバル状態での歯磨き

飲めないところの水のろ過装置・・・今更?って思うかも知れませんが、以前で説明した時には、濾過には布とペットボトルが無いから無理って説明をしました。なんでインディアンの井戸で濾過して飲む方法を勧めましたが、ペットボトル→竹筒、布→枯れ葉で代用が効くみたいなので改めて説明します。

サバイバルの説明書とかでよくありそうな『水のろ過装置』の竹筒バージョンになります。下から枯れ葉→小石→木炭(このゾーンが広いと効果が高い。灰では無く炭)→砂利→枯れ葉(葛布が出来ている場合には枯れ葉と入れ替えても良い)と隙間無く詰める。一番下の幹は開けずに側面に3mm程度の小さい穴を開け、上から濾過したい水を入れる。

 

その回収した水を10分以上煮沸(水質による)すれば、飲み水に変化します。ソウナンですか?では、ペットボトルの口を3つ用意して濾過装置作ってました。たしか軍隊式だと3つに分けて濾過したと思います。

 

・・・割と有名なこの方法なんですが、一つ注意点があって、当たり前ですが全ての水を飲めるようにするわけじゃないです。例えば、やらないと思いますが下水道とかの生活排水が流れている場所や、多摩川などの都会を流れている川はこの方法(前述のインディアンの井戸も)で飲み水になりません。

具体的に言うと、魚が住めるくらいの水質じゃないとこの方法で濾過出来ません。水の綺麗さによって住める魚が変わるのですが、ヤマメ・イワナ→アユ→鯉・鮒の順で水質が悪くなっていき、鯉・鮒より下(これ以下では魚は住めない)の場合はこの方法でのろ過は不可です。

元々、異世界転生の工業が発展していない世界や無人島や誰も居ない山奥を想定としたブログですのでこの方法で問題は無いと思いますが・・・他にも水質指標生物ってのがあって、サワガニ、カゲロウなどが居る場合はそのまま飲めるほど綺麗な品質アメリカザリガニ、カタツムリなどが居る場合はどう足掻いても飲用出来ない水質です。ホタルやワサビ、苔なども綺麗な水質の所の判別の参考程度にはなりそうですね。

んじゃあ、この濾過役に立たないじゃんと思うかも知れませんが、具体的に言うと地面に落ちた雨水・・・雨が降った後、土の地面に溜まった水や、切り株や植物の中に溜まっている水などを濾過して飲用水にすることが出来ます。湧き水であっても怪しい場合は濾過して飲む方が無難ってのもあります。

もしも腹を下した場合は、炭やヨモギが整腸剤になります。

サバイバル状態での歯磨き

歯磨きも歯ブラシも無い状態での文明でどうやって歯を磨くか。チョコレートとかの砂糖を取らない文明なら虫歯になりにくくはあるのですが、糖分は何にしろ取るわけで、歯磨きしないと虫歯になる。虫歯になったら、かなり治療は難しいと思います。

 

フッ素の歯磨き粉は、まぁ、簡単には創れそうも無いですので、序盤で歯磨き粉のかわりになるのは、塩・炭になるかと思います。

歯ブラシの代わりは「指」ですね。塩と炭つけて指で磨いて、水でゆすいでください。・・・もう少し文明を進めたい場合、『房楊枝』と呼ばれる日本の江戸時代に使われた歯ブラシがあります。

 

素材は柳の木の枝。

①柳の木を歯ブラシの長さに切る。

②皮を剥き、片方の先端を30分程度煮る。

③煮た先端部を石(あるならハンマー)で叩く。必要なら、爪楊枝などでひっかいて先端をひろげる。反対側を鉛筆の様にしておくと使いやすい。

 

・・・とはいっても柳の木は序盤に入手できない可能性もありますので、竹の『笹』などでも代用できます。この歯ブラシの素材なんですが『クロモジ』(爪楊枝の材料)を進める文献が数多いです。なんか匂いが非常に良いらしいので、手に入れられる状態なら、それを使うと一ランク豪華な歯ブラシになると思います。

①笹を歯ブラシの長さに切る。

②先端の皮を必要な分切り、先端に切れ目を入れておく。

③石で先端を叩き、繊維をばらけさせる。

 

 

図書館に本を借りに行った時に、サバイバル関連の本は予約が100件とかになってました。大地震とかの現代のサバイバルだと、水の入手に関してもトイレのタンクから入手とかサバイバルの方法が全然変わってきます。

ペットボトル一つあれば、水を入れて直射日光での火起こしが出来たり、ナイフ一本あるだけで世界が変わりますので、万が一この世界でサバイバルするようなことがあったら、違った動きが求められますね。

冒険日記とかのあとがきで、冒険スキルあっても現代じゃ役に立ちませんみたいな後書きみましたけど・・・まぁ、その通りと言えばその通りかもしれません。