異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

土器を作れば、物を置いておく壺や水を溜めておく水瓶(のような物)は作成出来るはず。

ただ、薪とか食料とか、ある程度の重さの石までなら籠を創りたいですね。土器で運ぶの思いだろうし、さすがに落としたら割れる可能性が高いですし。

 

籠は植物のつるや、樹皮で作ります。よくある手芸品とかにおいてある、ベランダやガーデニングで使う洒落たバスケットの、籠バージョンですね。

ヤマブドウの樹皮、コリヤナギの枝、シラカバ、つづら藤・・・適した素材がいくつかあるようなんですが、山に入ってそれっぽいの石器で採収すれば、いいのかと。

自分たちは、デザイン性の優れたもの、商売品として売り出せるものを作成したいわけじゃなく、あくまで生活に使うための、籠ですので。最悪、ある程度自分が品を運べれば問題はないかと思います。

 

・・・籠の素材で、『』をあげないことに疑問を持つ人がいるかもしれません。

細い木だったら、石器でも時間さえかければ倒すことが可能です。ですが、竹の採収を石器で行えるかどうかは、判断しかねます。

(追記)竹のページでも書きましたが、時間はかなり要すると思いますが、この時代の石器でも竹を伐れると、国立科学博物館が照明してくださってます。

チョークの石器は、動物を解体できる程度の切れ味を誇りますが・・・新緑の竹を切れるとは・・・。色の変わった枯れてる竹だと、逆に籠に向かないんですよね。

竹が切れるなら、竹で住居作れますし、タケノコもとれるようになるんで、序盤で欲しい素材のひとつなんですが、伐採用ののこぎりか鉈が無いと難しいかもですね。竹がなくても、籠は編めますんで。

 

まず、素材を水に浸してふやかしておきます。ツルとか乾燥してると大分硬いんで加工しにくいんですが、水をつけてふやかせば、柔らかくなり、籠を編みやすくなります。ただし、水から戻すと短時間でまた固くなってしまいます。

 

まず底を創っていきましょう。

骨組みとなる縦芯となるつるを、六本同じ大きさに切ります。一応運搬用の籠を作成予定ですので、このツルは、ある程度長めで太めの物を選びましょう。あんまり長いなぁと思ったら、途中で石で切ればいいですし。(別に6本じゃなくてもっと多くてもいいんですけど、多いと編むのが大変になります。作り方は変わりません。)

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縦芯となるつるを、3本ずつまとめて、縦と横に十字にクロスさせます。

この形を維持するために、ひもとかに使えそうな細長いつるで、三本ひとまとめに結んでおきます。

 

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蔓を上下交互に、裁縫の波縫いの要領で、一本一本編んでいきます。

一つ注意点なんですが、どこか一ヶ所だけは、二本で一ヶ所として扱うか、きり落としてください。

6本×2=12辺、偶数で上下交互に波縫いで編んでいくと一週目と、二週目が交差になりません。(一週目が上だと、二週目も上になってしまう。)

それだと、縦蔓に、編みこんだ蔓が、編みこまれていかないので、数を奇数にして、一週目と二週目を上下交差にしていきましょう。

スタートと終わりは、結んである隙間あたりに差し込んで固定して、どんどん蔓を編んでいきます。

 

ある程度、編みこんで底が完成したら(多分カニみたいな形になってる、イラストは勘弁して・・・)、カニの足みたいなっている編みこまれてない部分を上にあげて、籠の側面を作ります。

側面は先ほど、縦に波縫いしていた編み方を、横に波縫いで編むようにします。

先ほどの、底面編みこむ際もそうなんですが、そこまで隙間なく編まなくても大丈夫ですが、キノコや薪が落ちない程度の隙間になるようにしましょう。・・・そうしないと、採収したのをぼろぼろ落とす使えない籠のなってしまいます。

奇数にするように、上下交差させるように上まで編みこんでいけば完成です。

イラスト書けなくて本当に申し訳ない、ちょっとこの工程をイラストにおこすのは、難しいです。

後は、背負えるように、肩紐になる蔓を網目から差し込むか、蔓で結ぶかすれば、採収用のつるで出来た籠の完成です。

 

底が*のようになる菊底編みとか、編み方もいろいろ技があって、一番簡単なので調べてたんですけど、やっぱこのやり方に行き着くんですよね。

菊底編みも、最初が十字のクロスじゃなくて*の字にすればいいだけなんですど、籠は最初が最難関ですからね。やってる途中にばらばらになる可能性高そうですよね。最初さえできれば、籠は創れると思います。

 

物を入れておくサイズの土器作るのもそうなんですけど、採収に使えるほどの籠編みこむの、材料採収から始めたら、一日がかりの仕事になりそうですね。さすがに、火が落ちてから、焚火の前で、編みこむの燃えそうですし・・・。

 

分業の大事さを知りますわ。特に、ロボットや機械にやってもらえないと、本当に人手がいくらあっても足らないでしょうね・・・。

現実世界の自分の仕事も、鋳造、成形、塗装、組み立てって一人でやってたら、どんだけ時間かかんねんって話だもんなぁ。(そもそも、鋳造と成形は出来ないですが・・・)

500円ぐらい出したら、籠買える現代社会って凄いわな。何にしろ、これで籠作って、いろんな場所で素材を採収すれば、生活基盤以上の活動が出来そうですね。