以前、ブログの中にも書いたのですが・・・鉄も銅もない石器時代に、竹を切り取って活用することが出来るのか、疑問でした。
最悪、河原の石砥いで、竹に傷がつくか確認しようかな？とも考えていた所、以下の文献を発見しました。
「このように巨大な竹も３万年前の石器で切れることは、実験で証明済みです。 」
引用元「３万年前の航海 徹底再現プロジェクト 竹筏舟の海上実験：中間報告」
国立科学博物館・・・あなた・・・神か・・・。ソースとしては、これ以上ないぐらい確実ですので、竹を石器で切れる（概要は書いてないですが、おそらく凄まじく時間はかかるでしょうが）、竹を利用できるということで、書いていきます。
石器で切れるのであれば、水の次位に確保したいのが、『竹』になりますね。
竹と植物の繊維で作った紐があれば、簡易のベースキャンプを作れます。
ベースキャンプ・・・？いや、まぁ、初日とか最初のうちの仮のベースキャンプならこんなものかと・・・。猛獣や蛇やモンスターがいるなら、木の上に作る方が安全ですけどね。一応、竹じゃなくて、木でも代用できます。
あと、水汲む容器ですね。手で掬うことも出来ますが、竹筒っていって、中の繊維を割れば、簡易な水筒・・・というか、コップ代わりにもなります。また、竹の節のすぐ下に穴を開け、そこに竹の茎をストローのように刺して、そこから水分補給することも可能です。
以下、竹の素晴らしい用途の数々です。
建築資材・・・アジアや日本で、レンガ造りが流行らなかった理由の一つが竹にあると思っています。半分に切って並べれば簡単な寝床も作れますし、レンガの壁よりも、竹で壁作ったほうが、１００倍速いです。
また、初期なら、階段などの足場の作成にも使えます。水道を作る際に、水道管にあたる部分を、竹にすることも可能です。
容器・・・先ほども述べましたか、水を持ち運ぶ竹筒に使えるほか、竹の真ん中をくりぬけるならば、竹ご飯（米が現状ありませんが）などを作ることが可能になります。また、竹の皮は、昔おにぎりを包んでいたように、現状のアルミニウムや皿などの、代用品になります。（超劣化バージョン）
木材として・・・木炭作るときの要領を使い、竹炭も作ることが可能です。また、木炭を焼く際にも、木酢液が出ますが、竹の場合、竹酢液が出ます。薪のほうが上でしょうけど、薪の代わりにもなりますね。
竹の工芸品の素材・・・先日、枝とツルで籠を作成しましたが、竹が使えるのであれば、繊維を切り取って、竹籠を作成することも可能です。
また、理論上ですが、竹トンボ、竹ぼうき、箸、物干し竿（これはこのままでも良さそうですが）、釣り竿、竈への空気いれなどにも利用できます。
Ｄｒストーンで描写されてましたが、棒高跳びの棒の素材でもあります。折れて怪我しても、責任取りませんが・・・。
あと、先の先の話でしょうが、電球のフィラメントとしても使うことが出来ます。有名なエジソンの電球の話ですね。
Ｄｒストーンでもしょっちゅう竹が出てきますからね。この素材がちゃんと使えるって裏付けが取れたのはでかいですね。
竹は、現世界でも日本やアジアの一部のみで採れる素材で、転生後の世界に無いことも考えられますが、もしも竹がある世界や、現状日本で石化した場合には、まずは竹を活用するといいと思います。
いや、竹に関しては結構悩んでたから、問題解決すると「うおおおぉおお」ってなりますね。
しかし、国立科学博物館も酔狂なことやってますね。こういうの自分みたくＤｒストーンや考古学が好きな人達とか、一部の人しか理解しめさないだろうに・・・。
ま、でも現実世界にこういう浪漫と科学を求めるのは、自分は嫌いじゃないですね。
