異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

石器ナイフ、石の槍、石の矢じり

最序盤に生存するためになるべく早く始めなければならないことに『狩猟』があるんですが、魔法が使えないと仮定すると最初の武器はこの辺りになりそうですね。

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石器ナイフ

旧石器時代のナイフと聞いて、見聞ある方なら『黒曜石』のナイフを思いつくのではないのでしょうか?

黒曜石は、マグマが急速に冷えて出来た天然のガラスです。なんで、活火山が無い所でしたら、もちろん拾えず、活火山のある場所でも「急速に冷却」の条件を満たしてない場合も多く、何処でも拾えるものでは無いですね。旧石器時代の黒曜石のナイフは、長野の山や川から流れ出たものを、交易によって伝えたみたいな話だった気がします。

加えて、黒曜石は割れてガラスの部分が見えていれば判別は簡単なんですが、割れてないと、黒基調の白い粒がついた普通の石ですね。加工するのは、石の斧では不可能では無いですが難しく、コランダム先生やシカの角などの研磨用にかなり硬い物質を用意しておく必要があります。

 

生活必需品としても必要不可欠な石器のナイフを作りましょう。まずは、手ごろなサイズの石がたくさんある河原に赴き、石同士を軽くぶつけて高い音をする石を手に取ります。その石で手ごろな石の端を叩き、うまく鋭角に割れるように叩き、割れたらそれを片面繰り返します。

石と石で研磨しているので、うまく割るのが難しく、またなかなか割れなかったり、破片が目に入る危険性もありますが、素材はその辺にいっぱい落ちてますので上手くいくまで諦めずに作業し続けましょう。過去の旧石器自体の慣れた人々でも成功率60%程度ですので、慣れない自分たちがやったらもっと成功率低いでしょう。

石のナイフがあれば、植物を刈り取ることが出来、糸・紐の素材である植物の繊維を取り出すのに役に立ちます。また、狩猟の際の動物の解体作業、料理の際の包丁の代わりにもなります。

石の槍

石のナイフを作る分には片面がナイフのようになっていて、もう片面が持ちてになるんですが、槍の切っ先にする場合には、反対側も同じように石を叩き、上記の写真・もしくはそれに近いような形にします。

竹があれば竹でもいいと思いますが、それを先端に糸や紐で括り付けます。あれば、天然のアスファルト(熱すると液体になり、冷やすと固まる古代の接着剤)などで、接着しておいてもいいでしょう。

木の棒で叩くよりかは、遥かに攻撃力ありますし、なにより獲物との距離がより離れるのが利点ですね。なんか現世界の昔の人は、槍を投げて使うこともあったそうです。どこまで効くかわかりませんが、この状態ならそこら辺の石を投げる『投石』も有効な攻撃手段だと思います。鳥などの羽がある動物や、猪などの巨体な動物に致命傷は難しそうですが・・・。

石の矢じり

さらに獲物から距離を取れて、なおかつ上記の二つよりさらに強力な武器に弓があります。弓の説明は今後するとして、この石器(黒曜石)を作る際に、多分良い感じに矢じりに使える形になってるものがあると思います。

実は弓は矢じりをつけくなくても先端尖らせれば、それなりに威力はあるんですが、作業のついでや失敗作の端とかで入手できるなら、今後のために準備しておくのがいいと思います。

これらの武器は、砥石で研磨出来ればよりいいですね。まぁ、素材は石ですので入手は非常に簡単ですので、新しく作ればいいだけの用品ではあります。

 

自分も現代人ですので、実際狩猟して動物の解体出来るかと言われれば、返答に困りますね。ですが、サバイバルや異世界を生き残る・・・食糧難や自分が生存するためには必須とも言っていいです。旧石器時代が狩猟だけで生存していたように肉さえ食ってれば、ある程度生存できます。

冬を越すためには動物の毛皮(糸や紐は繊維を大量入手して、それを一人8時間作業しても一年で一着という労力らしいです)の入手が必須ですし、動物の脂肪による油、鹿の角など狩りを行わなければ入手不可能な素材もあります。また、カラスや猪などが作物を荒らす害獣であるならば、誰かしらが駆除しなければならないでしょう。

銃とか無いですから、実際はトラップを仕掛けて、そのトラップにかかった動物にとどめを刺して解体するって流れになるんでしょうが。この世界のモンスター=動物になるんですかね。倒した瞬間、アイテムや素材になってくれると楽なんですけどね。