ゲームで戦やシミュレーションする人なら分かるかもしれませんが、凄い強いキャラでも１マスなどの短い射程しか持たなければ簡単に倒すことが出来ますし、自キャラとしても扱いにくいです。石の槍や木の棒の鈍器では無く、弓矢という遠くから射貫ける武器を持って狩猟をより安全に行いましょう。
弓筒・弓
弓を作る方法は、いろんな方法、いろんな素材で作る方法がありますが、今回は日本では身近に入手しやすく弓にしやすい竹 を使って作ることを想定します。竹だと、縦に２割するのは他と比べれば簡単な方なんですが、他の素材の木などを使う場合でもそこまで厳密にせず、石などで形を形成して作ればいいと思います。
弓筒・・・まずは弓矢を入れる弓筒から作っていきましょう。竹を背中程度の大きさの物を用意をし、中にある節を石で一番下以外を開けます。弓筒というか竹筒作る感覚ですね。そのまま、石で穴でもあけてそこに紐を通して背負えるようにすれば完成です。
竹や木で作れない場合は、ツルの籠で創って代用も可です。
弓①・・・竹を作りたい大きさを考えて採取し、縦に２分割（もしくはそれをさらに２分割して４分割）にします。竹は縦には割れやすくなってますので、本来ナタとかあればある程度切れ込みを入れれば、力技で割れますが・・・石器ナイフだと凄まじく大変だと思いますが、レポートでやれないことは無いとありましたので、頑張って割っていきましょう。
弓②・・・竹の内部には節というものが付いているので、それをはぎ取り平行にして、作った２枚を一部、強度が気になる場合には全部を重ねます。その２つを紐で何か所か結びます。（一部を重ねている場合はその個所を、全部の場合は上・中・下が多い）
弓③・・・一番肝心な弦の素材なんですが、現代の弓道の素材は麻糸ですね。それだったらカラムシから採集出来るんですが・・・この弓道に使われる麻は、一年以上寝かして水分を完全に飛ばしているそうです。そんな悠長に作ってる状況では無いので、麻糸で試してみて駄目そうなら、ムクノキなどの木の繊維から作った紐などを使いトライ＆エラーをしてください。現代だったらホームセンターでナイロンとかの化学繊維の糸使えば簡単だと思います。
※追記 弓の弦に最も適している素材は大麻の繊維だそうです。現日本では９９％手に入りませんが、異世界で入手した場合は試してみましょう。
弓の先っぽに傷をつけて弦をひっかけるようにして結びます。上からかけて左右通して縛るとか、左右通して縛るとか、そこから２～３回ぐるぐる回すとか、好みに寄りますが要は取れないように結びます。
そしたら、今度は弓をしならせ（の形にして、先ほどと逆方向の弓の先っぽに同じように傷をつけて弦が張った状態で弦を結びます。
弓矢・・・弓矢は竹の８分割したもの、もしくはなるべくまっすぐな笹を使います。先端には切り込みを入れて石の矢じりを、奥にはその辺で拾えるはずの鳥の羽（正しくは鷲の羽が正しい）を縦２分割して左右につけます。付ける時の接着剤は、松脂・天然アスファルトの入手しやすい方を使うといいでしょう。
完成したら、羽の形を火であぶって整えたり、持ち手の部分に切れ目を入れて持ちやすくしたり、出っ張ってる木を削ったりして形を整えます。
ちなみに、弓持って鹿とか猪を真っ向から狩るのは無理だと思います。羽や矢尻をつけているので、まっすぐ飛ぶし攻撃力も高いんですが射程は２～１０ｍくらいだと思いますし、銃と違ってよっぽどいい位置に当たらなければ、一撃で倒すのは難しいと思います。
・・・じゃあ、弓の使い処ないじゃんって思うかもしれませんが、厳密には罠にかかった獲物にとどめを刺すときに使えますね。動物は牙とか角とか持ってますからね。槍の射程だと思わぬ反撃を受けて大けがする可能性があります。罠で足などを縛り身動きに制限かけた状態で、槍より離れた位置から心臓めがけて撃つ形ですね。矢を作るの面倒なので、なるべく使った矢は回収したいところです。
もう一つ、弓があれば鳥を狩ることが出来ます。石の槍でも不可能とは言いませんが、やはり弓の方が格段に可能性が高いですね。鴨とか鴉とかになるのでしょうか。食料をおそらく野外で管理・食べる必要があると思いますので、自分の食料を脅かすものは撃退せねばならないと思います。
正直、剣と並んで弓が出てくると異世界転生って感じがしますよね。一応、アーチェリーとか弓道で場所によっては射的などで現代でも射ることも可能ですけどね。剣や槍よりも長い間世界の合戦における主力を担った武器ですので、あまり考えたくないですが自衛のためにも早めにいくつか作っておきたい武器ではありますね。
もっと遠くまで届く魔法があれば簡単なんですが・・・。異世界行ってからしか分からない、この世界には無い魔法は除外して考えています。魔法があるなら魔法に頼ればいいですし、それで頼れない部分を知識で補って文明を発展させればいいと思います。
