異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

トリカブト・ニリンソウ

※このブログは、異世界転生した際に便利な知識・生き延びるための必要な知識を、現世のうちに学んでおこうという趣旨のブログです。毒について少し触れますが、あくまで来世や異世界で使用すると仮定したものであり、現世での利用は責任を負いかねます。

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トリカブト

日本のサスペンスや推理小説で一番有名な毒で、日本三大有毒植物(ドクウツギ・ドクゼリ・トリカブト)の一つで、現世での日本でも事件に使用されたという全身に毒がある植物です。

平地では無く山林に生えやすい野草(暑さに弱い)、湿気の多い場所に生えやすいです。秋に写真のような特徴的な紫色の花を咲かせます。紫の花が咲けば見分けが簡単ですが、咲く前はヨモギと非常に類似しているので注意。ヨモギとの見分け方は、葉の後ろに白い毛が付いていたらヨモギ、付いて無かったらトリカブトの可能性が高いです。

いや、このブログの野草・キノコなどは基本食べられるものを増やすという意味合いや、毒キノコとそうじゃないキノコの見極めのための紹介とかが多いんですけど、このトリカブトに関しては『毒』を抽出して、狩猟の弓矢に塗りたいです。

・・・このブログでは、まずは危険性の無い野草関連から攻めてますが、現世界でも肉や魚を食べているように、誰かがいずれかは狩猟を行わなければなりません。

基本は、トラップで捕獲してって形になるでしょうが、弓矢で動物をしとめるのは簡単では無いと思われます。毒矢を使えるなら、その手段や可能性が広がると思います。特に、銃を入手前に人を襲うようになった熊を駆除するのに数少ない手段だと思います。(現実には遭遇して、弓撃ったら全身に回るまで2~3時間かかり、その間暴れるので出会ったら終わりに近いので、自動発射装置を作り、熊の寝床の近くに仕掛けます。)

トリカブトは、全部に毒をもってますが、一番毒がある部分は根っこの塊です。この部分をすりつぶして乾燥させ、水などを軽く混ぜペースト状にして、弓矢の先に塗ります。手で触ったり誤食しないように注意ですね。

トリカブトの毒の主成分であるアコニチンは、熱に弱い毒のため、トリカブトの毒を使った狩猟でも肉を十分に熱すれば食することが可能です。狩猟にトリカブトの毒を使っていたアイヌは、毒矢の刺さった部分を多めに切り取って食べていたそうです。(狩猟は、狩ってから早めに処理しないと腐ってしまうので、少し毒とは相性悪そうですが・・・)

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ニリンソウ

で、そんなトリカブトと非常によく似た葉を持つ食用出来る野草が、ニリンソウになります。その名前の通り3~5月に2輪(1輪のものも有りますが)の白い花を咲かせます。食べられる部分は、根っこ以外地上部全部になります。

トリカブトニリンソウの見分け方は

①花が違う・・・秋に紫色の花(トリカブト)・3~5月に白い花を1~2輪(ニリンソウ

これが確実で一番間違いの無い見分け方ですね。花が咲いていない葉っぱは似通ってるんすが、ちょうどニリンソウの採収時期に花が咲きますので、花が付いたら花ごと採収すればいいと思います。

②根っこの形が違う・・・根っこが烏頭みたいな塊でそこから太めの茎が一本生えてる(トリカブト)・根っこがばらばらで、茎は細い(ニリンソウ

一応葉っぱも切れ込みが浅い・深い、サイズが小さい・大きい、生え方が違うとかプロが見れば分かるらしいんですが、危ない橋を渡ることもないですので、ニリンソウを採る際には、白い花のある3~5月、トリカブトの根を採取するのは紫の花が付く秋に採取すれば問題ないと思います。

ちなみにトリカブト以外にもイチリンソウ有毒)とも似ています。イチリンソウでも2輪だったりするのですが、見分け方はイチリンソウの方が花が遥かに大きいので、こちらも花さえ咲けば間違うことは少ないと思います。

 

トリカブトは、根っこがまた別なものと似てるとか、山菜の女王シドケに似ているとかも見かけた気もしますが、全部ここで書くときりが無いので割愛で・・・。

異世界でモンスター倒せる魔法を持っていたら必要ありませんが、毒という属性攻撃は持っておくに越したことはないでしょう。間違って自分に刺さった時に、毒消し草とかこの現世にもあるのかなぁ・・・暇だったら調べます。