異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

鉛・水銀中毒とそれ関連

灰吹き法』で作業者が、鉛・水銀中毒になる可能性が高いと記載しましたが、異世界転生をする場合、酢酸鉛の調味料(中世ヨーロッパ)、白粉(鉛・水銀、戦国・江戸)などで、鉛や水銀に触れる可能性もアリ、気休め程度ですが、対処法を記載しておきます。

『医学』関連は、素人なのもあって、あんまり触れたくないのですが、「異世界転生時」の参照程度にしてください。解毒の魔法とかあれば、それで良いですし。

 

鉛・水銀の毒性

まず、なんですが、鉛・水銀は飲んでも、即死「は」しないと思われます。それで即死するなら、そもそも甘味料に使われない訳で。鉛・水銀を直で飲むより、煙として吸収・魚などの有機水銀として摂取した方がヤバイとも聞いています。

なんで、例えば酢酸鉛を利用した、王族の料理を残せない場合、それを食しても直ちに何かあるって訳ではありません。食べないに越したことは無いし、王族の息子で幼い時から調味料に使われてて摂取してるなら、障害が出そうですが。

 

鉛・水銀の対処

人間の身体は、割と便利に出来ていて、身体中の毒素を外に排出する機能を備えています。その時に鉛・水銀も「一定量」排出する機能があります。

そのため、多少の鉛・水銀であれば、勝手に外に排出されます(自分たちが現代で食べてる魚とかも、僅かに水銀がある場合もありますが、このためほぼ無毒)

なんで、どの病気でもそうですが、『自然治癒』を高めるのが一番で、強いて言えば、発汗・排尿を促すとより外に排出してくれると思います。民間療法か、医学文献があったか忘れましたが、『ニンニク』が有効だとかなのも、上記に付随してる現象かと思われます。

 

ただし『軽度なら』。重度の鉛・水銀中毒は、上記のような処置、現代だとキレート剤などの処置も続けますが、特に『古代文明異世界転生後の科学が進んでない文明』であれば、打つ手が無いと言わざるを得ません。

そのため、重度になって治療を期待すると言うより、そもそも『鉛・水銀』を摂取しないように『予防』するのが、重要になってくると思います。

 

酢酸鉛や鉛白粉について

自分が王族で料理人に酢酸鉛止めさせるのは難しくないかもしれませんが、基本言っても多分止めない可能性が高いです。(なまじ、すぐには影響出ないため)

最近、研究で「コカ・コーラ」の甘味料、「アスパルテーム」が発がん性物質の可能性があるみたいなニュースがありましたが、じゃあ、それでコカ・コーラ飲まないって話にはならないと思います。(研究ではある一定以上の量飲まなきゃ大丈夫みたいなのもありますし、国でも制限はかかってないのもありますが)

『それ毒だから』、よりも『代案』用意する方が、効果的かと。

 

酢酸鉛の代用品

これは簡単で、中世ヨーロッパだと思われるので、てんさいから『砂糖』を採集してください。ド定番で、ドチートなんですが、王族の子供とかで、自分の食生活の安全が担保されないなら、改善に動いた方が無難でしょう。

てんさい、『温度管理』以外はそんなに難しく無いので、この世界で暗記して行ってください。

鉛白粉の代用品

こっちはちょっと難易度が上がるんですが酸化亜鉛。何処にあんねん?って話なんですが、江戸として、秩父鉱山に『閃亜鉛鉱』があるので、それを『乾留法』で精製すれば、電気分解無しで『亜鉛』を入手出来るはず。

亜鉛は、『鉛じゃない』が名前の由来らしく、ヨーロッパでは使い道のない邪魔物扱いされてた時期もあるので、その時期なら入手は簡単だと思われます。

ただ、鉛・水銀の方が、何処でも入手出来るので、高く付きそうなので、どのくらい波及するかは不明。

(このブログで『亜鉛』の項目がまだ無いのですが、鉄などより文献が異常に少なく、その内纏めたいと思っています。)