異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

『異世界転生する前に』参考文献(漫画・アニメ)

Dr.STONE』(ドクターストーン)(漫画・アニメ)

このブログを訪れてる人なら、わざわざ説明するまでも無い「0から文明を再構築する」唯一無二の漫画。自分のこのブログの原点もこの漫画見て、もう少し詳しく調べたいって思ったのが最初。

以下の他の漫画もそうですが、高い画力で制作されているので、「目」で勉強出来るのがありがたい。どうしても文献の文字列だと、頭の中で絵を思い浮かべなければならないんですが、〇〇の発明の時や、それに関連した発明を他の文献で読んでる時に、漫画の場面が浮かびやすくなります。

 

原点の「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」では、スタートが文明が残ってる状態で如何に有用なモノを残して使えるか?に対して、この漫画では本当に裸一貫からの0スタートです。また、文明崩壊後でも例えば地面掘れば「銅」などを採取出来ると思うのですが、この漫画ではあくまで前文明のものを利用しないというスタンスになっています。

自分のブログ含めて、なろう系とかだと自分で100%出来るわけじゃないので『真偽不明』な部分があるんですが、この漫画ではちゃんとした科学監修がついています。一部わざと間違えて描いてる部分もあるそうですが、信頼度が上がります。

自分も古代の製鉄とかでぶつかったんですが、どうしても今の文献って当たり前ですが、今の文明を使って出来ることを基準にしているため、古代の手法での技法となると文献が少ないです。そこを自分より100倍頭良い人達がある意味「正解」を出してくれてるので非常にありがたいです。

他の一部漫画でも部分は部分は役に立ったりするんですが、この漫画は9割ぐらい役に立ちます。ジャンプ漫画ですのでバトル展開があるのはやむなしですね。バトルよりも自分はクラフトの方が好きなんですが、漫画読んでるってより勉強してる感があるのが良い所であり短所ですかね。

 

『炭酸カルシウム』『黒色火薬』『発電機』『ガラス』『サルファ剤』『製鉄』『水力発電』『電球』『携帯』『真空管』『自動車』『ニトログリセリン』『冷蔵庫』『気球』『カメラ』『機帆船』『ドローン』・・・などなど、よくあるなろう系の序盤の発明だけじゃなく、もっと入り組んだ発明までしていて、全体的にホントによく纏めたなぁって感心する内容です。1コマでも「モカシン」「千歯こき」など面白い発明してるので、良くチェックすると面白いです。『異世界転生する前に』の知識ならこれ読むだけで満足出来るかも。

 

これの原作「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた」は、漫画では無く文庫ですが、自分のこのブログのテーマだと世界一役に立つ本って言っても良いと思います。ただ、自分みたく『Dr.STONE見て科学覚えたい』って人が見ると、かなり難関です。2年くらい勉強した今でもキツイですが、Dr.STONEは基本これに沿って発明してるので『Dr.STONE』⇔『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』って行き来すると理解度が高まるかもしれません。

 

『ソウナンですか?』(漫画・アニメ)

女子高生4人組が、無人島でサバイバルする漫画です。ちょっとしたお色気描写もありますが、あくまで健全な範囲でそれ主ではないので、読む分にはそこまで抵抗無いと思います。

 

このブログも服無し・文明無しスタートで始めてるんですが、そうなると序盤『サバイバル』になるんですよね。文明再構築の漫画では無いんですが、そのサバイバル部分では一番役に立った漫画かもしれません。

無人島サバイバル』って惹かれるかもしれませんが、食料問題に関しては「網・釣竿作って魚釣れれば勝ち確」です。なんで、意外とそういう小説とかってサバイバルよりも仲間内での人間関係みたいなのを重視してるんですが、この漫画では4人が多少仲違いする程度で、あくまでサバイバルが主って所が良いです。

食料関連が一番出てくるんですが、『魚釣り』だけに終わってないのが面白い。特に原作者が猟師のためか、兎・猪狩りの描写は気合入ってます。猟も文献だと当たり前ですが、既存の製鉄の罠やライフル猟しか載ってないので、木のしなりを利用したトラップは非常に参考になります。SAS特殊部隊式完全サバイバルを取り入れてる部分も多く見られます。

 

絵も綺麗で読みやすく、4人の関係性やキャラも面白く、人間関係重視しないサバイバル関連の話なのもあって、自分が読んだ・見た無人島サバイバルでは、一番好きかもしれません。

 

本好きの下剋上』(漫画・アニメ・小説)

本好きの主人公が、本の無い異世界に転生して、大好きな本を作るために紆余曲折する話です。

 

このブログで上げるの意外かもしれませんが、『紙』作りに関しては悩んでいた自分に光明を授けるくらいに素晴らしかった。どうしても現代風の作り方や西洋紙が邪魔して『和紙』って考えに思い至らなかったので、このアニメ見て「なるほど」って思いました。無料で読める小説の方が、より詳しく記載がありましたね。

 

発明品に関しては序盤の1~3部くらいまでの方が出てきます。『リンシャン』『簪』『紙(和紙)』『印刷関連全般』あたりですかね。発明品特化ってより、それに付随する人間関係が見所な気はします。

特になろう系読んでた自分には衝撃だったんですが、『美容』『本』『料理』『音楽』『踊り』・・・この作品は、他の知識なろうでは絶対取り扱わないであろう『嗜好品』を使って成り上がるんですよね。「砂糖」「鉄」とか実用品で成り上がるなろう系の自分にはその考えが無くて読んで関心しました。実際異世界転生したら、文明あるだろうし、下手な実用品より娯楽が不足してる嗜好品の方が有利なのは一理ある気がします。

 

文章が上手いのか、作中の世界観がしっかりしてるのか、普通にアニメ見てても小説読んでも面白い作品だと思います。あんまり発明品関係無くなってくる四部~からの方が面白いんですが、どうしても名前が横文字で多数登場するので、アニメ・漫画で顔と名前を一致させてから読んだ方が良いかもしれません。

異世界転生モノとしては、オンリーワンというか他の異世界モノとは、まったく違った形ですので、発明品・知識チート抜きにしても異世界転生時に参考になる話かもしれません。

 

 

 

次点で『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(漫画・小説)』の序盤ですかね。これは発明じゃなくて、現代から物を持って行ってるんですが、それでも序盤は『水車』『製鉄』『井戸』などの古代文明的発展をしています。中盤からは、外交・戦争・人間関係モノになって読むのを止めてしまいましたが。

このブログだとスピンオフの『マリーのイステリア商業開発記(漫画)』の方が参考になるかもしれません。

 

なろう系の知識チートって9割方が、魔法で〇〇出せるとか、○○できる万能なんとかで、科学をガン無視した漫画・小説が多いんですが、自分も当時は「うわ・・いつものか」で流してたんですけど、このブログ運営して1周周ってそれでもアリな気がしてきました。

「0から文明を再構築」、例えば製鉄一つとっても非常に難関です。このブログでもやっと製鉄(レベル1)を2年くらいやって一応履修出来たレベルで、本業が小説家にソレを求めるのは酷な話かと思います。

もう一つ、そこまで細かく描いてそれが面白いか?って話があります。塩にしろ、木灰にしろ、砂鉄にしろ、人類って数少ない有用な資源を頑張って利用してきています。ぶどう⇒酒⇒酢の作成でも失敗すると、『酢酸エチル』が出来て失敗するんですが、その失敗劇とか書いても多分面白くないだけだと思うので、ある程度リアリティ無視してサクサク進むのも大事かと思います。

リアリティ求めたら、熊や猪にエンカウントした時点で『詰み』ですし、鉱物が手に入るか不明ですし、足怪我・体調崩す・台風で吹っ飛ぶ・地震・噴火・作ろうとしたものを他の人に壊される、盗まれる・・・などなど、幸運に幸運に幸運を重ねないと、『文明再構築』はかなりの難題ですね。