異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

うるい(ギボウシ)・ウド

※このブログでは、異世界転生後の世界や世界文明崩壊後に使えそうな知識を紹介しています。現世界では、公園などの野草は除草剤などが撒かれている可能性や、安易に採集すると法律違反になることもあるので、参考程度にご覧ください。

うるい(ギボウシ

野草・山菜ってたくさん種類があるんですが、採られ過ぎて絶滅寸前のものもあるので、実際にある確率が高い物から覚えておいた方がいざという時に使える・ハイキング、登山の楽しみが増えると思います。

 

うるい=ギボウシで文献などでは、ギボウシ、一般的にはうるいの方が浸透している湿気の多い渓谷などに良く生えてる野草です。日当たりの悪い湿気の多い場所を好み、一つ見つけると群生していることが多いです。傾斜に生えてることも多いので、夢中になりすぎて滑落注意。

旬は3月~5月ですが、夏や秋でも場所によっては利用可能で、アクが少なく生でも食用可(個人的には山菜は最低でも茹でて欲しいが一応)で癖が無く山菜の中で食べやすい。可食部は若芽・若葉・茎。

バイケイソウ(猛毒)

『見つけやすい』『サバイバル時に利用しやすい・群生している』『食べやすい』と、このブログの現況からしたら、もっと早く紹介しろよって野草なんですが、一つ利用が難しい点があって、バイケイソウという猛毒の野草に酷似しています。

写真で『うるい』『バイケイソウ』を上に用意しましたが、初見だと「うん。わからん」だと思います。よく見ればいろいろ違いがあるのですが。

 

個人的に一番の違いだと思うのは「葉柄」。特にこの写真だと分かりやすいんですが、茎がビヨーンって上に伸びてますよね。

あと、葉の形や葉脈が良く見ると、丸みを帯びてる(うるい)・葉脈が平行気味(バイケイソウ)って違いがあるんですが、微妙に見分けづらいかと思います。

最終手段として、最悪かじると「苦味(バイケイソウ)」で分別することは出来ます。あまり薦めませんが。

 

特に葉柄が育ってない若芽(一番美味しい時期なのですが)が、非常に見分けが付きづらく、分かんなかったら採らないが何にしろ野草の鉄則ですね。ニリンソウとか花咲いて無かったら自分分かりませんし。

 

※追記

スズラン(猛毒)

うるいとバイケイソウの違いは、要約すると「茎」見りゃ分かるでしたが、この間「入笠山」に行った際に、うるいと良く似た「スズラン」を見かけたので追記。

入笠山、バイケイソウもあって、バイケイソウは茎で見分けが付いたのですが、うるいとすずらんが「???」になってました。この知識無しに異世界転生してたら、うるいと思ってスズラン食べてたかも。

バイケイソウは「最悪」かじって見分けても良いって記載したんですが、スズランはかじるとヤバイです。直接食べなくても、浸けていた水を飲んでも猛毒って言う、致死性が非常に高い植物です。

 

茎が、うるいと同じくビヨーンってなってて葉の形も非常に似ています。花が咲き終わっていたので、余計に分かんない。(当然ですが、花は全然違います)

うるいとバイケイソウ・スズランの見分けは、上記でも書きましたが、『葉脈』で見分けが付きます。

うるいは、真ん中に「1本茎から太い線があって」そこから分かれるように、葉脈が出来ています。他二つは、平衡の線状の葉脈です。

上の文で、葉脈覚えなくてもなんとかなるみたいな考えだったんですが、ちょっと甘かったです。スズランがここまでうるいに似ているの見て知りましたね。間違えると「致命傷」ですので、ちゃんと葉脈を覚えて居た方が良いですね。自分の無知を反省。

ウド

上記のうるいと同じく、湿気の多い傾斜地に多く生えてるのがこの「ウド」になります。崖とか、上から見下ろすとあるイメージ。当然ながら滑落注意。

 

『ウドの大木』の語源の通り、成長すると大きくなるけど中身は空洞になります。食用可能部位は、4~6月「若芽・若葉」、7月~8月「茎の皮を剥いた中身」、7月~9月「蕾・花」、秋ごろ「果実」。

 

若芽を探す時には、上記の写真の形・若芽に白い毛が生えてる特徴を覚えておくのと、上記の写真でもありますが、『ウドの枯れ木』を探すと見つけやすいかも。特に山菜が採取可能な場所なら整備されておらず、枯れた木がそのまま残ってることが多いような気がするので、それを目印に周りを掘れば見つけやすいかもしれません。

 

ウドは、白ウドとか若芽とかはアクが少なくアク抜き無しでも食べられるんですが、このブログだと『山ウド』を想定してるので、アク抜きした方が無難かと思います。

アク抜き方法は、水に10~15分程度さらせばアク抜き出来ます。(茎の場合は、皮を剥いて短冊状にして水に浸ける・塩水、酢水だとさらに変色も防げる)

※補足 なんですが、正直野草を紹介してるブログでアレなんですが、自分、山菜のアク結構苦手なんですよね。(フキノトウでリバースしかけた経験有)

強めにアク抜きするなら、木灰(現世界なら重曹)で強めにアク抜きするか、天ぷら(天ぷら=アク抜き不要)を薦めます。

ウドを重曹でアク抜きすると『変色』するんですが、リンゴが白い部分から茶色になるのと同じで、見栄え(場合によっては味も?)が悪くなるだけで食べられます。

このサバイバル状況では贅沢言ってられませんが、「フキノトウ」などアクが強い山菜食べたことある人なら同意してくれると思います。苦手な人は、食う食わないのレベルじゃないと思うし、現世界ならなおさら自分が美味しく食べたいですし。

 

 

うるいやウドは流石に町中には基本生えてませんが、このシーズンに登山で渓谷とか里山とかあれば見かけることもある野草だと思います。そういったところは当然、山菜採取禁止ですが、「あ、アレ、○○だ」って分かると、楽しみが一つ増えます。

 

自分、山菜のプロでは無いので、例えば花が咲く前の『ニリンソウ』『トリカブト』の区別つきません。(トリカブトの草、大学で実物見ましたが、本当に見分けつかない)

ですが、花が咲いたニリンソウなら100%、また、ヨモギトリカブトなら100%見分けつきます(葉の後ろ見れば良いだけですし)。

うるいとバイケイソウは、ノビルと球根並みに間違って食べてニュースになりやすんですが、写真のまんま野草があること自体レアなので、自分が100%って思った時だけ採取出来れば良いと思います。山菜アプリもあるんですが、あれ意外と当てにならないし、自分も写真だと区別が難しい。(匂いで区別、葉の後ろ、根っこなど見えない場合や、最悪噛むのでそれが出来ないと難しい)

このブログでは、あくまで序盤の生存率を高める知識ですので、少しでも知識があれば、利用できる可能性が上がる=生存率が上がると思って覚えてくれれば幸いです。知識無かったら、全く野草食べれませんし。