今回は、チートでもほぼサバイバル関連でも無いのですが、ブログ主が異世界・過去・石化後の世界で『和菓子』が食べたいので、あずき・あんこに関して記載。
アズキ(ヤブツルアズキ)
文献によると、日本人は縄文時代から『小豆』を食べていたらしく、今では品種改良されてる『アズキ』の野生種・原種が上記写真の『ヤブツルアズキ』と言われています。
・・・なんですが、このブログ野草も多めに取り扱っててブログ主も良く散策するのですが、この野草は見たことないですね。特徴的な黄色い花とツル科の植物、種の部分がはじけて小豆になると、特徴が結構あるので見かけたら「ん?」ってなりそうな気はするのですが。
1年草で、耕作放棄地に生えてることが多いそうなので、公園・登山中心だとあまり見かけないのかも。利用するなら、8~9月に黄色い花が咲くのでそれで目星をつけて、秋ごろに種を収穫(種が弾け飛ぶらしい)する形になるのでしょうかね?生産物の小豆と違って、実がかなり小さいので量が必要。
あんこ
※つぶこん・こしあんの作り方は、人によって多々あるので一例を紹介。あくまで、料理ブログでは無く、異世界文明の最低限度の知識として記載。
①採集してきた種を鞘から取り出す。勝手に弾け飛ぶ場合も多いが、それでも仕分けする。鞘や他の部分は、燃料などに利用。種を軽く水洗いする、この時水で浮くような種は除去して良い。
②小豆が浸る程度の量の水を入れて、強火で煮る。1度沸騰するまで煮て、一度煮汁を捨てる。(※場合によっては、再度水を足して沸騰を繰り返す場合有)
③再度、小豆に水を浸し、沸騰するまで強火で、沸騰してからは、弱火でグツグツ煮る。この時、アクが出たら取り除き、小豆がお湯から出るようなら、水を足す。1時間~3時間、小豆の状態を要確認。
④③の小豆と湯汁を分け、湯汁に砂糖を加えて沸騰させる。小豆と砂糖の量は、1:1が自分たちのよく知る甘さ。
⑤④に小豆も戻し、弱火で煮込む。今度は砂糖が入ってるため、焦げやすく、へらでよくかき回す。甘みを引き立てるため、塩を入れる場合は、このタイミングで入れる。
⑥火を止めて冷やせば、『つぶあん』の完成。
※ 個人的には、このブログでは『つぶあん』の方が手間がかからず、それで十分と思っていますが、一応『こしあん』にする方法。
①上のつぶあんの③の小豆を柔らかく煮込むまでは同様。
②湯汁から取り除いた小豆を、ざるか何かに取って潰す。水をかぶる程度加え、再度潰す。潰した後、5分程度放置した後、上澄み液を捨てる。
③再度新しい水を入れ、よく混ぜて10~15分程度放置。上澄み液を捨てる⇒水を入れて、混ぜる⇒放置する・・・を2~3回繰り替えす。
④③のつぶした小豆を、布に入れて良く濾過し、水気を切るためによく絞る。
⑤『つぶあん』の④と同様、砂糖を入れて煮込んで冷やす。こしあんの場合、小豆の半分の砂糖の量が望ましい。
小豆は、種なので消費期限は年単位で持ちそう(賞味では無く、消費)。あんこの場合は、砂糖漬けではあるので少しは保存が効くでしょうが、保管するなら小豆のままが好ましく、料理したら早めに食べるべき。
文献だと、砂糖の普及で、江戸時代にあんこが一般庶民に広がったとあり、サトウキビの生産が静岡とかでも一部行われていたのは記載しましたが、『あずき』が一般的だったんですかね?昔の大麻(アサ)のようにそこら中にある野草だった?あんこ作るには、量が結構厳しいような気もしますが。
今川焼きみたいなあんこの郷土料理、呼び名が無数にある位全国に知れ渡っていて、小豆洗いっていう古い妖怪も居ますし、今は北海道でほとんど生産されてますが、京都とかからの需給が十分だったのでしょうか?
寒天 とか餅とかも和菓子のイメージですが、日本人的にあんこのお菓子は稀に無性に欲しくなる気がします。赤飯も小豆の場合があり、小豆の甘さ=砂糖の甘さなんですが、中華まんのこしあんまん・つぶあんまんも美味しいですよね。