異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

ナズナ(ぺんぺん草)・ツワブキ

最近、春になってタンポポやらハルジオンやらを見かける機会が多くありました。登山に行く途中で、タンポポを採集してる人もいました。野草覚えるのに、実物見るのが一番早いと思いますので、身近で見れる野草を紹介します。尚、毎回言ってますが、公園などでは薬などが撒かれていたり、雑草であっても勝手な採集が禁止の場合が多いので、採収する場合には自己責任でお願いします。

ナズナ(ぺんぺん草)

多分、野草に詳しくない人でも名前くらいは聞いたことありそうな、春の七草の一つです。

自分も植物や野草を調べる前は、「ナズナって名前は聞いたことあるけど、見たことないなぁ」とか思ってました。

 

あります。絶対にある。絶対に見たことあります。

 

最初に、野草のナズナ見つけた時の感想「えっ!?この雑草がナズナなの?」ですね。普通にその辺に生えてますし、なんなら草刈りしたことある人なら、雑草と一緒に刈っていると思います。

花が咲く時に、その下に逆ハート型みたいなのが出来るんですが、それが三味線のバチのように見えることから「ぺんぺん草」とも言われます。(他説あり)

荒れ果てて草も生えない土地を「ぺんぺん草も生えない」と揶揄するように、非常に繁殖力の高い雑草で、日当たりのいい土地や路傍や公園などに生えます。タンポポの近くにも生えてること多いと思います。整備されていない空き地などなら一面に生えてる可能性があります。ロゼット状の葉(タンポポと同じ)で、3月~6月頃に花を咲かします。

 

・・・なんですけど、花が咲いていれば誰でもナズナと分かりますが、この野草は花が開花する前の葉と根が食用可能です。完全に花が咲くと、フキノトウと同じく薹が立ってしまい、固くて食用に不向きになります。花が開花直前の場合は、柔らかい新葉か花が咲ききってない柔らかい花先が食用可能部位です。(茎は難しい)

えっ?じゃあ、素人には採集難しいやん?って思うかもしれませんが、この草、一面に大量に生えてますので、一つ見つけるとその周りにもたくさん生えています。なので、その花が咲いてるもので葉の形を覚えて、花の咲いてないモノを採集すれば良いと思います。さすがに原本があれば採集可能可と思います。

ロゼット状の葉の雑草は他にもあり、タンポポは食用可能なので間違えても問題ないのですが、ナガミヒナゲシという同じロゼット状の外来種の雑草が毒性を持っているのでロゼット状の葉を採集する場合には注意が必要です。一応、ロゼット状でも見分けられるようになれば、冬でも食べられる貴重な野草になります。

アクは少ないほうなんですが、湯で茹でて軽くアク抜きしたほうが無難です。

ツワブキ

海岸近くの岩場に生える、冬に黄色い花を咲かせる植物。・・・いや、海岸近くの岩場なんて行かないよって方多いと思いますが、景観のため公園などにも植えてあることがあります。関東圏の人なら『新宿御苑』に行けば、大量に生えてますし、場所によっては割と簡単に見ることが出来ます。

見た目はフキの葉がデカデカと生えているので、非常に分かりやすい植物だと思います。フキとの違いは、フキと比べると葉が厚くて硬いのと、光沢がテカテカしてるのが差になりますが、フキもツワブキも食用可能で食べ方も変わらないので、別に見分けつかなくてもこのブログでは構わないと思っています。ちなみに山でよく生えてるのは、野ブキです。フキノトウは、ツワブキでは取れずフキでしか採れない点だけ注意すればいいと思います。

食用時期は、花の蕾が10月~12月。若葉・若茎が3月~6月になります。葉っぱはともかく成長した茎はアクが結構強いですので、ゼンマイと同じように熱湯に草木灰を混ぜて煮込み、そのまま冷水で一晩置くと食べやすくなります。モノのよっては塩をまぶして熱湯で数十分煮込んでもいけるみたいですが、自分はきっちりアクを抜いてくれた方が好きですので、この表記にしておきます。茎を食べる場合には、外皮は剥いて食べます。

 

ツワブキは食用の他に、葉に抗菌作用があり、食べ物を包むなどして利用できます。また、生の葉を軽く火で炙り患部に貼ることで切り傷・打撲・虫刺されに有効とされています。・・・実際、自分で試してないから何ともいえないのですが、異世界転生初期状態で薬は用意するの難しいと思いますので、序盤の漢方として覚えておいてもいいと思います。

 

 

現状、科学文明とか異世界転生では無く、『雑草ブログ』になっていますね。ただ、植物の力が一番借りやすいんですよ。動物を狩るのも、時間と労力がかかるのと数を多く集まるのが難しいですが、植物は種から増やすことも出来ますので、この利点を活かさない理由はないですね。ぼちぼちやっていきますが、どの方面にしてもまずは植物の力を借りることになりそうです。当面、この方針が続きますね。