異世界転生する前に

異世界転生する前に

異世界転生する前に現代社会の栄智を勉強しておきたい

キヒトデ・ムクロジ

自分のこのブログのバイブルは「Drストーン」で間違いないんですが、原始時代といいますか、最初のサバイバルから未だに抜け出せていないので、「ソウナンですか?」もバイブルの一つになっています。日本の歴史の漫画もそうなんですけど、視覚的に訴えられると文章よりも頭に入ってきやすいんですよね。

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キヒトデ

その「ソウナンですか?」で序盤に食べていたのが、岩にくっついてる貝とこの「キヒトデ」になります。食べる部分は多くなく、3分の2は不味いらしいので、若干趣味の世界かもしれませんが、取り上げておきます。

まず、ヒトデは基本食べられない上に、有効活用が基本ありません。世界中でたくさん獲れるヒトデ(海洋資源)の有効活用を研究していますので、その認識で正しいと思います。その中で、このキヒトデ(マヒトデ)です。特徴は、この表面にイボイボが付いてることですね。満ち潮のある浅瀬など、磯に生息しています。

 

同じく割とよく見かけるイトマキヒトデ食用不可)は、サンタのツリーの一番上にある星みたいな、星のカービィの星みたく、楕円形の星型です。また、モミジガイ(フグ毒持ち)は、キヒトデが磯に生息するのに対して、砂場に生息していて、色が灰青色や黄土色の色をしています。住んでる場所や形で判断するといいでしょう。

また、キヒトデでも海水から有害物質を取り込んでる場合は、食用不可(というか当然)になりますので、工場用排水などを流している地域では食べないのが基本になります。異世界転生後や文明崩壊後、無人島なら食用可能と判断します。

 

食べ方は、を入れたお湯で10~30分程度煮込みます。この時、ヒトデの体内のサポニンが出て泡立ちますが、この液体は飲めません。煮立ったら中から、ヒトデを取り出しひっくり返して、外皮を割り中の卵巣を食べます。雲丹と同じ味がするらしく、地方ではゴホンガゼ(ガゼ=ウニ)と呼ばれています。旬は冬~春が食べごろで、先ほど述べた通り、当たりは3分の1程度だそうです。

 

サポニンって単語を聞いて、石鹸や洗剤を思い浮かべた方も多いのではないのでしょうか?自分もそう思って文献を調べてみたんですが、ヒトデで身体を洗ったり食器を洗うっていう文化の記述はないですね。ヒトデから石鹸や洗剤が作れるなら、有効活用が無いなんて書かれないでしょうし、動物性のサポニンと植物性のサポニンは違う感じなのでしょうか?どこにも書かれていないのなら、おそらく何らかのリスクがあると思われます。

 

ヒトデを食べる以外の活用方法は、ヒトデを撒いておくと害虫や鳥が寄りづらくなるくらいですかね。蠅がたかりそうなトイレなどに撒いておくと蠅が群がるのを防ぐらしいです。まぁ、現実的には乾燥させて海水抜いてから、土の肥料にするのが一番活用出来そうですね。

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ムクロジ

サポニン繋がりで、植物性サポニンムクロジを紹介しておきます。こちらは木の実を石鹸や洗剤に利用する植物になります。一応、種子は炒って食用可能です。

 

一番馴染みが深いのは、羽根つきの羽の先にある黒いのですね。アレがムクロジの種子です。また、数珠の素材にもなるため日本でも茨城以西の寺や神社で栽培されております。石化後の文明崩壊後でも、寺や神社のあった場所を訪れれば残っている可能性大ですね。

 

写真見たく薄オレンジのプラスチックみたいな殻の実を探せば早そうです。秋頃に成熟して落ちてくるんですが、高さが15m~20mと高さのある木ですので、落下しているものではなく木に付いてる物を探す場合には、上を向いて探さないといけません。また、意図的に落とすには、長い棒が必要になります。

 

石鹸・洗剤への使い方は簡単で、外皮ごと水に入れて振ると泡が立ちます。もしくはお湯で煮込む。自然の多い地方だと、子供がペットボトルにムクロジ入れて、シャカシャカする体験学習もあるそうです。

 

ムクロジは、ソープベリーと呼ばれている通り、古くから石鹸・洗剤として使われています。こちらはヒトデと違って文献に明確に記載されています。石鹸なら、カリウム石鹸ナトリウム石鹸をこのブログでも発明しているんですが、炭酸ナトリウム炭酸カリウムもあんまり人に優しい物質では無い上に、数キロの灰から数グラムっていう取得量の無さなので、大量生産が難しいんですよね。(電気を発明し、水酸化ナトリウムさえ創れれば、大量生産可能)

こっちはほぼノーリスクの石鹸・洗剤な上に、秋に木の実さえ入手出来れば、簡単に使うことが可能ですので、無理に石鹸作るよりもこちらの方が効率的に感じます。・・・灰は使い道が無いので、木灰→炭酸カリウム→石鹸の生成は無駄ではないのですが、手段はたくさんあるに越したことはないのでこちらも覚えておくといいと思います。